ユーカリが丘線・車庫見学ツアー②
5月28日・土曜日に開催されたこちらの鉄道ツアー。
その模様の後編を書いていこうと思います。
繰り返しになりますが、今回のツアーは、京成トラベルさん主催の、こちらでございます。
団体専用列車で女子大駅近くの車両工場へと入場した後、
3班に分かれての行動となりました。
私の班は、最初にドアの開閉体験と、運転台での記念撮影という流れになり、
そのまま車両内にとどまりました。
待機中には、隣の本線を営業車が通過しますが、写真は撮れませんでした。
ユーカリが丘線の1000形、ドアスイッチは乗務員扉の上に位置していまして、
「開」「閉」と合図のブザーボタンがありました。
1人につき2回まで開閉体験を終え、先頭車両へと移動します。
運転台での記念撮影では、職員の方が運転台の内外で、2枚ずつ写真を撮ってくれました。
制帽も貸してくださいました。
記念撮影が終わると、車庫内へと移動して、留置されている「こあら2号」の見学となります。
車庫も開業当時のものですから、なかなか年季が入っており、中の様子も、
一昔前の工場を思い出させるような雰囲気でした。
職員の方への質問は自由だったので、保線に関することと、新車に関することを聞いてみました。
新車導入予定はない、とのことでしたが、
「現場の人間の本音としては、まあ・・・できるだけ早くなんとかしてほしいんですけどね」
と笑ってらっしゃいました。
聞けば、こういう新交通システムの車両は、通常20年ほどで新車に置き換えるのだそうで、
ユーカリが丘線車両は、その倍の約40年使っています。
メンテナンス面も、恐らく大変な苦労があると思われますし、そのなかでこれといった大きなトラブルや事故もなく、普通に走らせているのですから、裏方の職員の方々には、頭が下がる思いです。
車庫見学を終えると、3班すべてがそろっての、出庫点検の見学。
かなり急ぎ足で、途中を端折ったりしたそうですが、暑い中、全て見学いたしました。
ツアーは12時頃で終了し、この後は、山万、京成電鉄、京成トラベル各社のブースで、グッズを買い、最後にノベルティグッズをいただいて、車両工場を後にしました。
せっかく一日乗車券をいただいたので、少しユーカリが丘線を乗ってみようと思い、
車両工場近くの女子大駅へと向かいます。
この出札機、懐かしいボタン式です。ユーカリが丘線は、SuicaやPASMOは使えず、
現金による紙のキップか、一日乗車券類のみの対応です。
駅の周りはこんな感じ。
女子大駅なのに、女子大はありません。
これは開業前に、女子大がこの地にできる予定になっていたので「女子大」という駅名になったのですが、開業後にその予定が立ち消えになり、駅名だけが残った、ということなのです。
隣の「中学校」は駅前に中学校があり、学生さんが多数乗り込んできましたがね。
数年前に、シンプル過ぎる駅名を、オシャレ?な駅名に変えようというプランがあり、
山万さんが住民の方に、駅名を公募して、発表会も予定されていましたが、住民の皆さんから、
「この駅名で慣れ親しんでいるので、このままにしてほしい」という意見が多く、
結局、駅名変更プランは無くなり、そのまま、になったとのことです。
愛されてるんですねえ、この路線。
やってきた列車に乗り、公園駅で下車。
改札を通ると、掃除をしていた駅員さんが「ありがとうございました」と挨拶してくれました。
公園駅は唯一の、上りと下りのホームと軌道がある駅で、転轍機(ポイント)もあります。
ちょうど切り替わるところを下から見られましたが、動画を撮る時間はありませんでした。
ユーカリが丘駅からやってきた列車に乗り、もう一度一周して、ユーカリが丘駅に到着。
途中駅からも結構な乗車があり、地元に、ユーカリが丘に密着した、無くてはならない路線だな、
と、感じました。
皆さんも、ぜひ一度、乗りに来てみてください。
全駅で下車して、周辺を散策しても、一日あれば十分ですから。
なお、全車、冷房は非完備ですので、真夏は避けた方がいいかもしれません。
夏期間は、車両内に「うちわ」と「冷たいおしぼり」が完備されて、それも名物になっていますから、
あえて夏に乗りに行くのも良いかと思いますが・・・
京成上野駅までは、スカイライナーに乗って戻りました。
成田スカイアクセス線での、160キロ走行を堪能し、駅コンビニで買ったおにぎりを食べ、
スカイライナーの乗り心地を楽しんで、この日のツアー、小さな旅は終わりました。
今回購入したグッズはこちら(といっても、一部ですがね)。
スカイライナーのポストカードは、グッズ購入者へのプレゼントです。
なお、ユーカリが丘線グッズは、ユーカリが丘駅で販売していますので、
ご乗車の際には、おひとついかが?新車導入のせめてもの協力になるかも(笑)
マニアックな内容だったツアーですが、久々に鉄道ツアーに参加できて、楽しい一日でした。
次は・・・今回は断念した「芝山鉄道」に乗りに行こうかな。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。