連休に、途中下車の旅③
連休中の、途中下車の旅。その第3回目です。
今回も、まったりとお付き合いいただければ幸いです。
前回は、池上線の石川台駅に到着したところまででしたので、
その続きを記していきましょう・・・
駅の中原街道側には、広大な敷地を持つ洗足池公園がありまして、
緑に囲まれた大きな池や、池月橋、勝海舟の晩年の邸宅などがあります。
元々、この辺りは「千束」という地名でして、今でも大井町線には、「北千束」という駅がありますが、
常陸へ湯治に向かう途中の日蓮聖人が、池のほとりで休息して足を洗ったという言い伝えから、「洗足」と呼ばれるようになったのだとか。
公園で軽く食事をしようと、まずは駅の反対側の商店街へ買い物に向かいます。
ここでも発見。
住みやすさポイントが上がる、まいばすけっと。
おいおい、池上線で降りた駅のほぼすべての街にあったぞ。
まいばすけっとの繁殖力たるや、すごいな。
裏を返せば、それだけ池上線沿線は、住みやすいということになる。
もうね、まいばすけっとがあるだけで、その町の住民は安泰ですよ、ねえ。
で、実際にはコンビニで買い物をしてから、公園に向かいました。
いいですよねえ、緑豊かで、池もあって。
ボートも、手漕ぎ式とスワン式がありまして、休日のこの日はスワン式が池に溢れかえっていましてね。
前を見ないで、お互いをスマホかなんかで撮り合っている男女のボートと、
子供が必至に足漕ぎしているボートが、池のあちこちで軽く接触したりしてましたよ。
どっちも、ちゃんと前を見ようね。
こちらは、池月橋。雨の日には滑りやすくなる造りとなっております。
こちらは伝説の名馬・池月。
池上競馬場時代の競走馬じゃございませんよ。
源頼朝にまつわるという、歴史上の名馬でございます。
水辺で休憩して、再び洗足池の駅へ戻ると、先ほど写真に写した、
「きになる電車」がやってきました。
車内は「木目調」になっていまして、つり革の握る部分や、その上のプラスチック部分、
さらに車内全体が木目調になっています。
あくまで木目調というだけで、木で出来ているわけではございません。
念のため。
池上線を旗の台で降りまして、大井町線に乗り換え、隣の中延駅へと向かいます。
中延駅は、都営浅草線との乗換駅。 迷う間もなく、都営線の出入り口が見えてきます。
中延駅に降りた目的は、こちらのお店「みなもと」さん。
いいですよね、この店構え。まだまだ都内にもこういうお店が残っています。
こういうお店で包んでくれる、ちょっと固めの紙があるじゃないですか。
あの紙の匂いが好きでしてね。なんだか落ち着くんですよ、あの匂い。
喫煙者にとってのタバコと同じですかね・・吸わないからわからないけど。
ちなみに、こちらは和菓子とおにぎりを売っているお店で、以前、
ダーリンハニーの吉川さんの番組「鉄道ひとり旅」の中で、吉川さんが買われていまして、機会があったら買いに行こうと思っていたのですよ。
ぽつ、ぽつと、ほどよくお客さんがやってきては、おにぎりなどを買い求めていました。
私も、おにぎり2個と、小さなお団子2本入りを買いました。
食べる場所も決めていまして、そこへ向かうために再び大井町線に乗車して、隣の戸越公園駅へと向かいます。
地図アプリをチラッと見て、あとはカンを頼りに進みましたら・・・着きました。
こちらも池というか、川があり、子供たちが遊べるような水辺もありました。
東屋はさすがに満員で、日当たりのいいベンチもいっぱい。
が、細い石段が延びているのを発見し、もしや・・・と昇ってみると・・・
やはり隠れたベンチがありました。しかも木陰になっていて、結構涼しい。
そこでおにぎりを食べることにしました。
鮭のおにぎりは、ご飯にも塩味がついていまして、鮭もまぶされています。
中身にも具としてしっかりとした鮭が入っていて、これはコンビニでは味わえません。
ウインナーおにぎりは・・ちょっと辛かった。何やら辛いウインナーを混ぜたものが入っていて、予想したものとは違いましたが、これはこれで美味しかったですよ。
公園近くの人道トンネル。なんだか「異世界」へと続いていそう。
装備をちゃんと整えてから、挑みたい。
駅の写真を忘れたので、ホームで一枚。
ホームドアは自動でも、お掃除は手動です。ご苦労様です。
このあとは大井町線の終点、大井町まで行き、途中下車の旅を終えました。
普段使わない池上線を中心とした、途中下車の旅。
結構歩いたから、カミさんと息子が一緒だったら、降りるたびに休憩していただろうな。
でもね、池上線沿線、いいですよ。
質素だけど、商店も飲食店もしっかり存在していて、電車に乗れば、蒲田や五反田へもすぐだし、途中の接続駅で乗り換えれば、行先は無限に広がる。
住みやすさポイントも、高いです。
もし引っ越すなら、池上線沿線がいいな、と本気で思いました。
ぶらり途中下車の旅、お付き合いいただき、ありがとうございました。
今後も出かけたりしましたら、いろいろ書いていこうと思います。
過去の記事も、徐々に載せていこうと思います。
引き続き、よろしくお願いいたします。